【大至急セルフチェック!】その頭痛・肩こり・めまいはストレートネックが原因かもしれません

【大至急セルフチェック!】その頭痛・肩こり・めまいはストレートネックが原因かもしれません

近年、頭痛・肩こり・めまいのお悩みを抱えている方が増えてきているようですが、その原因の一つに「ストレートネック」という、別名、スマホ首とも呼ばれているものがあります。

実は、PCやスマホの普及に伴い、このようなお悩みも増加中と言われています。

では、そのお悩みの原因となるストレートネックとは、いったいどういう状態なのでしょうか?

今回の記事ではストレートネックの状態と、原因について詳しく解説していきますので、一緒にセルフチェックをしながら読み進めていきましょう。

そもそもストレートネックってどんな状態?

正常の首とストレートネック

では、まず始めにストレートネックの原因を知るためにも、正常な首とストレートネックの違いを比較していきましょう。

正常な首は、首の骨がカーブを描いているのに対し、ストレートネックの状態は右図のように真っ直ぐで、カーブしていないことが分かりますよね。

正常な首の場合、7つの骨がカーブしたように積み重なっており、前弯に並んだ首の骨がそれぞれクッションの役割をし、頭の重さを上手く分散させています。

日常的に、歩く、または走る時には、足からくる衝撃が背骨を通って頭に伝わりますが、その時の衝撃を吸収し緩和するのが、首の骨のカーブの役割なのです。

一方、ストレートネックの場合ではどうでしょうか。

本来カーブを描いているはずの首が真っ直ぐの状態になっていますよね。

つまり、クッションとしての役割が機能せず、重力分散や衝撃吸収ができずに首周りの筋肉に負担が集中してしまう原因となります。

ストレートネックになることで、首周辺の筋肉や神経が圧迫され、首こりや肩こりを感じやすくなってしまいます。

軽度のうちは少し気になる程度かもしれませんが、重症化してしまうと、首こりや肩こりで私生活に支障をきたす原因にもなってしまいます。

ストレートネックのセルフチェック①あなたはいくつ当てはまりますか?

チェック

□常に肩こり、首こりがある

□首が痛くなりやすい

□頭痛がある

□すぐめまいを起こす

□やる気が起きない、倦怠感がある

このような症状が頻繁に現れる場合は、ストレートネックが原因の可能性があります。

補足)ストレートネックは病名ではなく状態を指す言葉です。

スマホが原因でストレートネックに!!?

スマホ

ストレートネックはスマホが大きな原因です。

でも、その理由を知りたいですよね!

では質問です。

①あなたは今、この記事をどんな姿勢でご覧になっていますか?

②何でこの記事をご覧になっていますか?

この質問に対し、ほとんどの方が

『座りながら』『スマホで』

と答えるのではないでしょうか。

では、こちらのイラストをご覧ください。

ストレートネックの原因の姿勢

もしかすると猫背のように背中が丸まった姿勢になっていませんか?

もしあなたがこのイラストと同じような姿勢でこの記事を読んでいたならば、それには注意が必要です。

なぜならこのスマホを見る時の猫背の姿勢が、ストレートネックを引き起こす大きな原因だからです。

まずは姿勢を正して座ってみましょう。頭の重さや肩への負担は感じないと思います。

ストレートネックの原因の姿勢

しかし、このイラストのように頭を前に傾けるとどうでしょうか。

頭の重さが、首や肩にかかってくることを実感しませんか?

改めて体感してみることで、スマホを操作しているときの姿勢が首に負担をかけていることがわかったと思います。

このように余計な負担をかけ続けることで、体が新たなバランスを取り始め、ストレートネック(別名『スマホネック』)になっていまいます。

このことから、ストレートネックは、スマホの普及が生み出した現代病といえるのではないでしょうか。

ストレートネックを放置したらどうなるの?

ストレートネックは放置しても状況は改善しないと言われております。

ストレートネックが引き起こすものは、頭痛・肩こり・首こり・めまいなどが挙げられますが、悪化することで、頚部脊柱管狭窄症(けいぶせきちゅうかんきょうさくしょう)を引き起こす可能性も出てきます。

通常は加齢に伴って発症することが多い病気ですが、ストレートネックが原因で発症するケースが増えているそうです。

また、太っていないのに二重アゴになってしまうなどの、悲しい変化も出てしまうようです。

さすがにこれは防ぎたいですよね。

なのでまずは現状のチェックを行い、適切な対処方法を行うことが有効ですので、ここからは、ストレートネックのセルフチェック方法についてご紹介しますね。

ストレートネックのセルフチェック2パターン

1.壁を使って寄りかかりチェック

ストレートネックチェックの壁よりかかり

1.真っ直ぐ立って壁に寄りかかります。

2.頭・背中・お尻・かかとを壁につけます。

【CHECK】
□すべての部位が難なく壁に付く→ストレートネックの疑いなし
□後頭部がギリギリ付く→ストレートネックの可能性あり
□後頭部が全く付かない→ストレートネックの可能性高い

2.振り向きじゃんけんチェック(二人で行います)

ストレートネックチェックの振り向きじゃんけん

1.Aさん:椅子に座ります。Bさん:Aさんの80cm後ろに立ちます。

2.Bさん:胸元に手を持ってきてグーチョキパーのいずれかをします。Aさん:肩を動かさず、首だけ左右に回し、Bさんが出しているポーズを答えます。

【CHECK】
Bさんがどのポーズを出しているか見えなければ、ストレートネック予備軍の可能性が高いです。

まとめ

いかがでしたか?

ストレートネックの状態や原因とセルフチェックの方法について解説しましたが、ご理解いただけましたでしょうか?

今や私達にとってスマホは無くてはならない存在です。

何をするにも共にする存在ですし、非常に便利ですよね。


ねるぐ

 
 

 ■船戸川 宏行
会長:株式会社ドクターエル

株式会社ドクターエルの創業者。自身が開発者でもある。生体力学(バイオメカニクス)を応用した、身体の骨格を整えることで自然治癒力を高める商品開発をコンセプトとし、これまでに数多くの商品
を世に送り出している。
過去にTV番組出演や、DeNA、第一生命大手といった会社で講演会を行った経験がある。