肩こりを解消する枕を選ぶ決め手は?枕の高さと構造に注目しよう!
寝具選びはとても大切ですが、中でも肩こりを解消するために枕を選ぶ際、何に注意すべきでしょうか?
大切なのは、枕の高さと構造が重要なポイントになります。
肩こりという不快な症状は、現代人にとって身近な悩みの一つです。
特にここ最近では、デスクワークやスマートフォンの使用などで、肩の筋肉が緊張する機会も増えているようです。
そんな肩こりを解消するためには、寝具の中でも特に枕選びには注意が必要です。
「朝起きると肩こりが酷い」
「新しい枕を買ったのに、首が重たい」
「肩こり解消グッズやストレッチを試しても、効果が十分でない」
このような不快な経験をされたことはありませんか?
厚生労働省の調査によると、日本人の自覚症状を訴える人の内、男性は2位、女性は1位が肩こりとのこと。
もはや肩こりは日本の国民病とも言えるほどですね。
肩こりの主な原因は、悪い姿勢や運動不足によるものです。
また、日中だけでなく、睡眠時も正しい姿勢や向きで寝ることが大切です。
今回は、肩こりのメカニズムを解説し、肩こりに悪影響のある枕と、肩こりに効果的な枕について解説しますので、どうぞ最後までお読みください。
肩こり発生のメカニズムはどうなっているのでしょうか?
前述した通り、肩こりの主な原因は悪い姿勢と運動不足ですが、では具体的に肩こりはどのようにして引き起こされるのでしょうか?
まず、肩こりを感じるのは、首から肩まで繋がる僧帽筋と、その外側を覆う肩甲拳筋が緊張している状態です。この筋肉が硬直することによって肩こりの不快感が生じます。
僧帽筋と肩甲拳筋は、頭の重さを支える役割を担っていますが、デスクワークや家事などにより、悪い姿勢が続くことで筋肉が緊張し、その結果、肩こりが発症する仕組みです。
その他、運動不足も同様に、筋肉の緊張を引き起こします。
しかし、この理由だけでは、睡眠時の肩こりとの関係性はわかりにくいかもしれませんね。
次に、睡眠中に肩こりが起こる理由について解説します。
肩こりを解消する枕の選び方と、枕が肩こりを引き起こす理由について
総論すると、睡眠時における肩こりの主な原因は寝具にあります。
その中でも特に多いのが、自分に合わない枕を使用していることによる肩こりの問題です。
一般的に、仰向けの姿勢で首の高さが合わないことが、肩こりの原因とされています。なぜなら、合わない枕を使用すると、頭の位置が傾いた状態になり、筋肉が硬直してしまうからです。
そのため、ご自身に合わない、誤った寝具を選んでしまった場合、いつまで経っても肩こりが解消されないということになってしまいます。
ここで、肩こりに対して効果的でない枕の代表的な例を解説します。
過度に柔らかい寝具と枕
具体例として、よくホテルで見かけるふんわりと柔らかい枕を例に解説しましょう。
ホテルの寝具は、枕を含めて「柔らかくて快適そう」と感じるかもしれません。
しかし、これは体にとって負担となる可能性があります。
柔らかすぎる枕は、頭を置くと過度に沈み込んでしまい、頭部を適切に支えきれなくなることがあります。
その結果、睡眠中に首周りの筋肉が持続的に緊張する状態に陥ります。
この状態が長時間続くと、肩こりの原因となることがあります。
過度に高い枕
頭を乗せると僧帽筋が過度に伸びる状態が続く可能性があります。
筋肉の縮みと伸びが交互に続くことで、筋肉が不要な緊張を保つことになります。
前述した通り、高さが不適切な枕は、低すぎても高すぎても肩こりを引き起こす可能性があります。
さて、現在ご使用の寝具や枕はいかがですか?この状況に当てはまりそうでしょうか?
このような寝具を続けて使うことにより、肩こりを解消することは難しいです。
上述の例は極端なケースですが、自分に合った枕を使用しているつもりでも、肩こりが解消されない悩みを抱える人は多いでしょう。
その理由について、もう一つ注目していただきたい点があります。それは寝返りのことです。
次に、肩こりと寝返りの関係についてお話ししましょう。
枕の役割は頭を支えるだけではなく、睡眠時の寝返りもサポートする重要な役割を果たしています。
近年、枕がもたらす睡眠への影響について、学者たちの間でも、非常に注目されています。
具体的には、体との関わりにおいて、以下のような役割が枕には存在します。
• 頭部を支えることで頭や首にかかる重力を分散させる
• 骨格や筋肉を緩め、寝返りを助ける
• 睡眠サイクルを調整する
枕は単に頭を支えるだけの役割だけでなく、睡眠中の身体の動き全般をサポートする必要があるとされています。
肩こりを解消するための枕選びの手法
このように、枕の役割を理解したうえで、肩こりの緩和に有益な枕の特徴について、サイズ、高さ、硬さなどを詳しく解説していきます。
しっかりと寝返りが取れる広さが必要
寝返りは、日中に使い過ぎたり歪んだ骨格を整える重要な役割を果たしており、そのため左右に適切な広さで寝返りをすることが重要です。
全ての寝姿勢に適応できること
仰向け寝、横向き寝、うつぶせ寝など、寝姿勢によって頭や首を支える必要のある高さは異なります。
そのため、これら多岐にわたる寝姿勢に適切に対応できる形状が重要です。
調節可能な高さが重要
個人によって理想的な高さは異なります。
例えば、『Aさんにはこの枕の高さがぴったりだったけどBさんには合わなかった』といった例はたくさんあります。
このように、頭の形状や首の長さ、肩幅などによって適切な高さは異なるということです。
そのため、多様な寝姿勢をサポートするための、自分に合った高さの調節が可能であることが大切です。
適切な硬さで高さを維持すること
正しい寝姿勢を保つためにも、枕は頭をしっかりと支えられる必要があります。
柔らかすぎる枕では、頭部の支持が不足するのは先述の通りですが、寝具として一定の硬さが備わっており、頭の重みを適切に受け止める素材を選ぶことが肝心です。
では次に、理想的な枕の高さはどの程度なのでしょうか?
肩こり解消に理想的な枕の適切な高さ
仰向け寝
仰向けになった際、首から肩にかけての隙間を埋める高さが理想です。
横向き寝
横向きに寝たときに、肩の厚みに合った高さが適しています。
言い換えれば、仰向け寝よりも高めの高さが求められます。
ただし、仰向けの姿勢だけでなく、寝返りを打つことが一般的です。そのため、横向きの姿勢でも頭と首を適切に支える高さが必要です。
もし寝返りを打つ際に適切な横向きの高さが備わっていないと、首に負担がかかり、肩こりなどの体の不調が解消されにくくなってしまいます。
肩こりの緩和や他の身体不調の解消に適した、こんな内部構造を持つ枕がおすすめです。
上の図は、寝返りをスムーズに打つことができるだけでなく、自然な首の調整も可能な内部構造を示しています。
一般的な内部構造と比較してみると、完全に区切られていないことがわかるでしょう。
この設計により、寝返りがしやすいだけでなく、どの寝姿勢でも適切な首の高さをキープできるため、肩こりの解消に効果的です。
この枕こそが、ドクターエルが開発したねるぐという快眠対応枕です。
従来の枕との違い
•独自の設計で内部を斜めに仕切ることで、自然で立体的な形状を実現(特許取得)し、熟睡中の寝返りを妨げない
•仰向け、横向き、うつ伏せなど、どんな寝姿勢にも適応できる
•パイプを取り外して微調整可能!一体型のユニットで手軽に調整できる
•洗濯機で丸洗い可能で常に清潔に使用できる
いかがでしょうか?
枕といっても、すべて同じではなく、構造や快適な睡眠のために研究開発されています。
睡眠中の寝返りは、日中の酷使によって歪んだ体の骨格を矯正する力を持っています。
首の高さが適切でないと、良質な睡眠を享受することは難しく、肩こりや様々な不調に悩まされてしまう可能性があります。
ドクターエルは寝返りの重要性と適切な首の高さを考慮し、枕を開発しています。
ご興味をお持ちの方は、快眠枕「ねるぐ」についてもぜひご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
今回は肩こりを解消するための枕選びについて解説しました。
肩こりを起こさないためには柔過ぎても硬すぎても良くありません。
また、店舗で試しに使って見る際には、仰向け寝、横向き寝どちらも支えられる高さがあることを確認してみてください。
少しでも参考になれば幸いです。
■船戸川 宏行 株式会社ドクターエルの創業者。自身が開発者でもある。生体力学(バイオメカニクス)を応用した、身体の骨格を整えることで自然治癒力を高める商品開発をコンセプトとし、これまでに数多くの商品 |
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